存在しないリマインダー
存在しないリマインダーの特徴と設定
見覚えのないリマインダーが設定されている
この都市伝説は、ある日スマホのリマインダーを確認したときに、覚えのない予定が突然追加されていることから始まります。予定は「深夜3時」「午前4時44分」など、普通の生活では設定しないような不気味な時間に設定されていることが多く、内容は「来る」「後ろにいる」など意味不明で不吉なものです。自分では設定した覚えがないのに、いつの間にか追加されているのが不気味さを増します。
削除しても消えないリマインダー
見覚えのないリマインダーに気づいた人が削除しようとするものの、何度削除しても同じ内容のリマインダーが再び表示されるという現象が起こります。削除したはずなのに、再び元通りに設定されるため、リマインダーが「何か伝えたいこと」を繰り返し示しているかのように感じられます。削除しても消えないことで、徐々に恐怖が強まります。
内容が徐々に変化していく
初めは「覚えのないリマインダーが存在する」程度ですが、放置しているとリマインダーの内容が少しずつ変化していくことがあり、「会いに行く」「待っている」「振り向いて」といった、不気味なメッセージに変わっていきます。時間が経つごとにリマインダーの通知内容が変わり、まるでリマインダーが自分の行動を監視しているかのような感覚が生まれます。
リマインダーの通知が強制的に鳴り続ける
リマインダーの時間になると、アラームが鳴り出し、止めようとしても通知が鳴り止まないことがあります。通知を解除しようとしても、何度もアラームが鳴り続け、スマホの電源を切る以外に止める方法がなくなることもあります。特に深夜にこの現象が起きると、恐怖が倍増します。
特定の時間に不気味な現象が起こる
リマインダーの通知が表示される時間帯に、部屋で物音がしたり、スマホの画面に見覚えのない画像が表示されたりすることもあります。通知が鳴る時間になると、視界の端で何かが動くような気配を感じたり、ひとりでにカメラが作動して写真が撮られるといった現象が起こることもあり、まるでリマインダーが現実にも影響を及ぼしているように感じられます。
「存在しないリマインダー」にまつわる怖い話
体験談 1:「深夜の予定」
大学生のAさんは、ある日スマホのリマインダーに「午前3時」という予定が追加されているのに気づきました。設定した覚えは全くなかったため不思議に思いつつ削除しましたが、翌日も同じ時間に「午前3時」という通知が現れました。気味が悪く感じながらもそのまま無視していたところ、設定された時刻である午前3時になると、スマホが突然バイブレーションを始め、画面に「迎えに行きます」というメッセージが表示されました。
驚いてスマホを確認しましたが、リマインダーにその通知は残っておらず、消えたはずの「午前3時」の予定が何度も復活し、以後毎晩リマインダーが鳴り続けました。最終的にAさんは新しいスマホに変えましたが、深夜になると「午前3時」という見覚えのない通知が新しいスマホにも表示されるようになり、不安に駆られているそうです。
体験談 2:「指定された場所」
社会人のBさんは、ある日、スマホに「〇〇公園に行く」というリマインダーが設定されているのを見つけました。しかし、Bさんはその公園に行く予定など全くなく、友人に設定されたのかと思いましたが、その日は一人暮らしの部屋に誰も訪れていませんでした。不気味に感じて削除しようとしたものの、リマインダーは消えず、指定された日付が近づくと「明日です」という通知が何度も表示されるようになりました。
当日、リマインダーの場所に行かないようにと避けましたが、その夜、スマホから「なぜ来ないの?」という通知が表示されました。以後、他のリマインダーにも奇妙なメッセージが表示されるようになり、Bさんはリマインダー機能を使わなくなったといいます。
体験談 3:「消せないリマインダー」
高校生のCさんは、ある日突然「お別れの日」というリマインダーが設定されているのに気づきました。内容はそれだけで、日にちは設定されていませんでした。不気味に思ったCさんはリマインダーを消そうとしましたが、「削除できません」というエラーが出るだけで、消すことができませんでした。
その後も毎日通知が表示されるようになり、友人に相談しましたが、誰もそのリマインダーを設定した覚えはありませんでした。やがて日付が自動で「今日」に設定されると、画面に「会えたね」というメッセージが浮かび上がり、次の日にはスマホの中の写真がいくつか消失していることに気づきました。それ以来、Cさんは何度も写真が消え、リマインダーが消えることはなくなったといいます。
体験談 4:「繰り返されるリマインダー」
あるOLのDさんは、深夜に「鏡の前に行く」というリマインダーが何度も設定されるようになりました。不気味に思いながらも削除を試みましたが、何度消しても翌日には同じ内容が表示され、日に日に通知音が大きくなるように感じられました。
ある夜、どうしてもリマインダーが消えないため、仕方なく鏡の前に立つと、鏡の中の自分がこちらをじっと見つめ返し、微笑んだように感じました。それ以来、Dさんのスマホはリマインダーが表示されるたびに鏡の前に立つように「誘導」され、リマインダーを消すことができなくなり、最終的にスマホを処分することになりましたが、今でも鏡の前に立つと背後に気配を感じると語っています。
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