図書館の呪われた本
図書館の呪われた本の特徴
古くて誰も読んでいない本
この都市伝説の「呪われた本」は、図書館の奥の棚や普段目立たない場所にひっそりと置かれていることが多いです。非常に古びていて、カバーやタイトルがぼろぼろになっていたり、他の本とは違う奇妙な雰囲気を放っているため、借りる人がほとんどいません。借りた人はなぜか、その本に不思議な魅力を感じ、つい手に取ってしまうことが多いとされています。
借りると異常な出来事が起こる
その本を手にして借り出した瞬間から、持ち主の周りで異常な現象が始まります。たとえば、部屋で物音がしたり、誰もいないはずの空間で視線を感じたり、家の中に見覚えのない影が現れるなど、不気味な出来事が頻発します。借りてから時間が経つにつれて現象がひどくなり、本を手放すか返却しない限り、その現象が続くと言われています。
内容が読めないページがある
「呪われた本」は、本の一部が読めない状態になっていることが多く、ページが破られていたり、インクがにじんでいたりして、内容が不明瞭な部分があります。そのページを無理に読もうとすると、頭痛やめまいに襲われたり、視界に異常が現れることがあるとされており、呪いが強まる兆しとされています。
読んだ内容が現実に影響を及ぼす
本に書かれている内容が、読んだ人の現実に現れることもあります。たとえば、内容に「暗い場所に影が現れる」と書かれていれば、夜になると自宅で影が動き始めたり、現実の生活にも本に書かれた不気味な現象が表れることがあると言われています。読むごとに内容が現実に侵食してくるため、最後まで読むと取り返しがつかなくなるとされています。
返却しても呪いが続く場合がある
図書館に本を返しても、呪われた本の影響が残ることがあり、完全に呪いを解除するのは難しいとされています。呪われた本を借りた人の夢に本が現れたり、家の中に本が現れるといった怪奇現象が起こることがあり、最終的には専門の供養が必要になるとも言われています。こうした現象は、本の呪いが強力であることを示しており、返却するだけでは済まない恐怖を感じさせます。
「図書館の呪われた本」にまつわる怖い話
体験談 1:「表紙に名前が書かれた本」
大学生のAさんは、ある日図書館でレポートに使えそうな本を探していました。すると、ふと目についた一冊の古い本がありました。その本は他の本と異なり、少し埃が積もっていて長い間誰にも触れられていないように見えました。表紙を確認すると、そこにはかすれた文字で彼の「名前」が書かれていました。
驚きながらも、好奇心に負けてその本を開くと、最初のページには「君がこの本を開くのを待っていた」と書かれていました。それ以来、Aさんは本の内容が妙に自身の生活に関わるように感じ、不安を抱きつつもページを進めてしまいました。日が経つごとに本の中の出来事が現実に起こり始め、最終的には「もう逃げられない」という文言が現れ、本を図書館に戻しても毎晩枕元に戻ってくるようになったといいます。
体験談 2:「無限に続くページ」
社会人のBさんは、雨宿りのために近所の図書館に立ち寄りました。そこには何度も図書館に通っているにもかかわらず見たことのない本があり、表紙には何の題名も記されていませんでした。不思議に思いながらページをめくり始めると、どこかの暗い森の写真が続くページが出てきて、その森の中にはぼんやりとした人影が写っているのがわかりました。
Bさんは興味本位でページをめくり続けましたが、森の風景が延々と続き、どこまで行っても終わりがありませんでした。そしてページを進めるにつれて、その人影がこちらを振り返っていることに気づき、ついには人影がページから出てきそうな錯覚を覚え、恐怖で本を閉じました。それ以来、Bさんの夢にその森が現れるようになり、森の中で手招きをする人影に追いかけられる悪夢が続いているそうです。
体験談 3:「ページに書かれる自分の名前」
高校生のCさんは、友人と図書館に行った際、ある古びた本が気になり手に取りました。開いたページには、自分と同じ名前が記されており、その名前が物語の登場人物として書かれていました。不気味に思いつつもページを進めると、まるで自分がその登場人物のように本の中で行動していることに気づきました。
さらにページを進めると、登場人物が「図書館で呪われた本を手に取った」と書かれており、内容が自分とリンクしていることに驚愕しました。慌てて本を閉じましたが、それ以来、どの本を読んでも自分の名前が登場するようになり、ついには周囲の友人たちも「呪われた本」を見たように感じ始め、Cさんは再び図書館に行くのが怖くなったといいます。
体験談 4:「返却されない本」
図書館で働くDさんは、ある日、返却期限が過ぎても返されない本の存在に気づきました。貸出記録を見ると、その本は何十年も前から借りられたままだったのですが、なぜか本棚にその本がありました。不思議に思って中を確認すると、貸出履歴には「返却不可」と書かれていました。
Dさんはその本を不審に思いながらも、元の場所に戻しましたが、それ以来、その本が夜中に勝手に出現したり、貸出カードに名前がないはずの人物が追加されているなど、不気味な出来事が続きました。最終的にはその本を破棄することになりましたが、その後も深夜の図書館では誰もいないのに本棚の方から物音が聞こえるようになったそうです。
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