聞こえるはずのない歌声
聞こえるはずのない歌声の特徴
出どころが不明の歌声
この都市伝説では、歌声の発信源が全く分からないのが特徴です。声がどこから聞こえてくるのかが分からず、周囲を見回しても誰もいないという状況が一般的です。声の方向が定まらず、まるで空気そのものが歌っているかのように感じられることもあります。
特定の時間や場所に現れることが多い
聞こえるはずのない歌声は、多くの場合、深夜や人が少ない場所で発生することが多いとされています。特に古い学校、トンネル、廃墟、山中、神社や墓地など、不気味な雰囲気のある場所でよく聞かれるという話が広まっています。深夜の時間帯や薄暗い場所で、静寂の中に突然歌声が響くため、強烈な恐怖感を覚える人が多いです。
声の主が謎
聞こえてくる歌声の主が誰なのかは不明であり、見えない存在が歌っているとされます。まるで昔の日本の歌や童謡のようなメロディが聞こえることが多く、これがさらなる不気味さを引き立てます。特に日本の童謡や哀愁漂う旋律が聞こえてくるとされ、現代のポップソングなどではないのも特徴です。
歌声に引き寄せられる危険性
多くの都市伝説では、この歌声に引き寄せられてしまう危険性が語られています。歌声に誘われるように音のする方向へ歩いてしまい、その先には崖や湖、トンネルの奥深くといった危険な場所が待っているケースもあります。最悪の場合、行方不明になるとされるため、歌声が聞こえても「決して声の方へ行ってはいけない」と警告されています。
聞こえるはずのない歌声にまつわる都市伝説の例
学校の音楽室での歌声
古い学校の音楽室から、深夜に無人のはずなのに誰かが歌っているような声が聞こえるという話があります。ピアノの音も同時に聞こえることがあり、歌っているのはかつて学校に通っていた亡くなった生徒だとされています。特に夜の見回りでこの歌声を聞いた教師が、怖くて逃げ出したという話もよくあります。
トンネル内の歌声
廃トンネルの中で聞こえる女性の歌声という話も有名です。トンネルの中は暗くてひんやりしているため、不気味さが増すとともに、歌声が反響してどこから聞こえてくるのか分からなくなることもあります。このトンネルでは過去に事故があったり、不幸な出来事があったとされ、亡くなった者の霊がそこにとどまり、歌っているとされています。
山中の小さな神社での歌声
山中の小さな神社で、夜に聞こえるとされる歌声も有名です。普段は静かな神社の境内で、突然どこからともなく少女の歌声が聞こえてくることがあり、歌声を聞くと神社の周りに迷い込んで出られなくなるという話があります。特に夕方から夜にかけてその声が聞こえ、最終的に遭難してしまうと恐れられています。
水辺や湖での歌声
日本の湖や川などの水辺では、特に夜になると歌声が聞こえるという話がよくあります。これは、「水神様の声」や「水難で亡くなった人の霊」として語られることが多く、聞こえてしまったら水辺には近寄ってはならないと警告されます。この歌声は遠くから静かに響いてきて、耳を澄ましているうちに次第に声が近づいてくるように感じるという恐ろしい話が含まれています。
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