閉じ込められるカラオケボックス
「閉じ込められるカラオケボックス」の特徴
深夜に突然ドアが開かなくなる
この都市伝説のカラオケボックスは、通常は夜中、特に閉店間際や深夜の静かな時間帯に発生することが多いとされています。カラオケボックスで曲を歌っている最中や、休憩している時にふとドアが開かなくなるのです。何度もドアノブを回したり、インターホンを押しても反応がなく、完全に部屋に閉じ込められてしまいます。
また、携帯電話の電波が急に届かなくなる、部屋の外からの音が一切聞こえなくなるといった現象も同時に起き、次第に孤立したような不安感に襲われるといいます。
異常な映像や音声が流れ始める
ドアが開かなくなると同時に、カラオケの画面に異常が現れることが多いです。たとえば、歌っていないのに誰かが歌っているかのようにマイクの音量メーターが動く、または画面に知らない人の顔が一瞬映り込むといった現象が報告されています。
特に、歌っている最中に急に画面がフリーズし、謎の影が画面に映り込んで消えることもあり、見ているだけで恐怖を感じるような不気味な映像が表示されることがあるとされています。また、画面が真っ暗になり、不気味な囁き声やかすかな笑い声がスピーカーから流れるといった体験も多く語られます。
外との連絡が途絶える
ドアが開かなくなってしばらくすると、スマホや室内のインターホンが一切使えなくなり、外との連絡手段が完全に途絶えてしまうのが特徴です。インターネット接続や電波が突然切れ、緊急連絡をしようとしても「圏外」表示になってしまい、助けを求めることができなくなります。
部屋に閉じ込められた人は、外からの助けも望めず、まるで異世界に迷い込んだかのように孤立してしまいます。このため、一度閉じ込められると恐怖と不安が増幅し、精神的な限界に追い込まれる人もいるといいます。
他に誰かがいるような気配を感じる
部屋に閉じ込められた後、誰もいないはずの部屋で「誰かがいる気配」や「物が動く音」を感じるとされています。鏡や画面越しに見えないはずの人影が一瞬映る、ドアの方で誰かが立っている気配がするなど、まるで誰かが自分を見ているかのような感覚に襲われるのが特徴です。
また、足音が近づいてきたり、急に室内の温度が下がるなど、異様な雰囲気が漂い始め、ますます不安が募ります。これらの現象が重なることで「このまま二度と外に出られないのではないか」という恐怖に駆られるようになります。
解放されても現実感が失われる
最終的には、気がつくとドアが開いて外に出られるようになるケースがほとんどですが、その後も「現実感が失われたような感覚」に悩まされるといわれています。まるで閉じ込められていたカラオケボックスが夢だったかのように感じる一方、ふとした瞬間にその時の恐怖が蘇り、不安定な気持ちになることが多いとされています。
一部では、閉じ込められた後に帰宅しても、不気味な出来事が続く場合があり、家の中でカラオケの音が突然聞こえたり、ふと鏡を見た時に閉じ込められた部屋の様子が映るといった恐ろしい後日談もあります。
「閉じ込められるカラオケボックス」にまつわる怖い話
体験談 1:「画面に映る知らない人」
大学生のGさんと友人たちは、深夜にカラオケを楽しんでいましたが、突然ドアが開かなくなり、室内の画面に知らない人の顔が映り込んできました。誰もその人物を知らず、しかもその顔が徐々に画面全体に迫ってくる様子に恐怖を覚えました。
次第に画面が暗転し、かすかに囁く声が聞こえ始め、スマホの電波も届かなくなりました。最終的にはドアが開き、慌てて部屋を出ることができましたが、その後も数日間、友人たちの夢にその「知らない顔」が現れ続けたといいます。
体験談 2:「誰もいないはずの部屋の影」
社会人のHさんは、一人でカラオケに行った際に閉じ込められてしまい、スマホも圏外になって外部と連絡が取れなくなりました。すると、部屋の隅にある鏡に一瞬だけ人影が映り込み、まるでHさんの方をじっと見つめているように感じたといいます。
怖くなって目を閉じていると、背後から不気味な囁き声が聞こえ、「ここからは出られないよ」という言葉が耳に響きました。その後、ドアが突然開いて解放されましたが、それ以来、カラオケには一人で行けなくなってしまったそうです。
体験談 3:「閉じ込められた部屋が夢に現れる」
高校生のIさんは、友人たちと夜遅くにカラオケに行きましたが、ドアが開かなくなり、数分間部屋に閉じ込められてしまいました。ようやく解放されて帰宅したものの、それ以来、毎晩のように「閉じ込められたカラオケボックス」に戻っている夢を見るようになりました。
夢の中では、何度もドアを叩いても開かず、外からかすかな笑い声が聞こえてくるなど、恐怖が続く状態が続き、次第に現実と夢の区別が曖昧になっていったといいます。
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