日本の妖怪・幽霊

真夜中の子供の声

夜中に「子供の声」が聞こえるという都市伝説です。アパートやマンションの廊下で、誰もいないのに子供が遊ぶような声や笑い声が響くことがあります。声が気になって外に出ると誰もいないのですが、その後も断続的に聞こえるようになり、最後には耳元で囁かれるように聞こえるとされています。

「真夜中の子供の声」の特徴と噂

突然聞こえる笑い声や呼びかけ

「真夜中の子供の声」は、夜中の2時から3時頃に聞こえることが多く、特に笑い声や「ねえねえ」と呼びかける声、遊びたがるような声などが突然耳に入ってきます。声は窓の外や玄関先、廊下から響くように聞こえ、一人でいるときや静かなときほど、はっきりと感じられるといいます。

覗いたり反応してはいけない

この声に対して反応したり、興味本位で外を覗いたりしてはいけないとされています。もし覗いてしまうと、誰もいないはずの場所に子供の姿が立っている、もしくはその声の主が霊的な存在であり、目が合うことで取り憑かれてしまうと言われています。このため、聞こえたとしても無視し、気にしないのが最善とされています。

声がだんだん近づいてくる

この子供の声は、最初は遠くから聞こえるものの、徐々に近づいてくることが特徴です。遠くで笑い声が響いていたかと思うと、数分後にはすぐ近くで聞こえるようになり、最終的に耳元で囁かれるように聞こえる場合もあるといいます。恐怖で身動きが取れなくなる人も多く、何とかしてやり過ごそうとするしかないとされています。

一度聞こえると繰り返し現れる

この声を一度でも聞いた人は、その後も何度か同じ時間帯に同じ声を聞くようになるとされています。夜中になると毎晩その声が現れる、寝静まった頃に囁くように呼びかけられるといった現象が続くため、精神的に疲れ果ててしまう人も多いようです。

災いの前触れ

「真夜中の子供の声」は、不吉な出来事の前触れとされ、声を聞いた後に病気や事故、不幸な出来事が続くケースが報告されています。子供の霊や何かしらの怪異が、人間に注意を促すために現れているのではないかとも言われていますが、真相はわかっておらず、ただ恐怖だけが増幅されています。

「真夜中の子供の声」にまつわる怖い話

体験談 1:「マンションの廊下からの笑い声」

ある住人がマンションの自室で夜中に読書をしていたところ、廊下から子供の笑い声が聞こえてきました。不思議に思いドアを少し開けて廊下を確認しましたが、誰もおらず、ドアを閉めた途端に再び笑い声がすぐ近くで響きました。それ以来、夜になると同じ笑い声が断続的に聞こえるようになり、恐怖で夜を過ごせなくなってしまったそうです。

体験談 2:「玄関先の囁き声」

ある一戸建てに住む家族が深夜に寝ていると、玄関先で「ねえねえ」と呼びかける声が聞こえました。最初は誰かのいたずらかと思い玄関を開けようとしましたが、家族の一人が「絶対に開けるな」と止め、無視して寝ることにしました。その翌日から家族の中で体調不良や不運が続くようになり、声の主が不吉な存在であると恐れて、以後は夜中に声が聞こえても決して応じないことにしたといいます。

体験談 3:「窓の外で遊ぶ声」

ある人が夜遅くに自宅の窓の外から、子供たちが遊ぶような声を聞きました。気になってカーテンを少しだけ開けると、誰もいないのに声だけが近くで響き渡っていました。恐怖で急いでカーテンを閉じましたが、翌日から何度も同じ時間にその声が聞こえるようになり、寝つきが悪くなってしまいました。最終的に引っ越しを決意したといいます。

!

本サイトに掲載されているすべての内容の著作権は運営者に帰属しております。
本サイトの掲載内容(画像、文章等)の一部及び全てについて、無断で複製、転載、転用、改変等の二次利用を固く禁じます。 上記著作権の無断複製、転載、転用、改変等が判明した場合は、法的措置をとる場合がございます。