鏡の中の「違う自分」
鏡の中の「違う自分」の特徴
鏡の中の自分が違う動きをする
この都市伝説の典型的な始まりは、ふと鏡の前に立って自分を見ているときに、鏡の中の自分が「自分とは異なる動作」をしていることに気づく場面です。たとえば、自分は微笑んでいないのに鏡の中の自分が微笑んでいたり、首を傾けているのに鏡の中の自分は動かないなど、ほんの些細な違いから始まります。最初は「見間違いかもしれない」と思うこともありますが、何度も確認すると、やはり「違う自分」が存在していることを確信してしまうのです。
違う表情や姿勢を取る
鏡の中の自分が、普段の自分ではあり得ない表情や姿勢を取っていることも多いです。たとえば、鏡の中の自分がじっと睨みつけてきたり、口角をゆっくりと不気味に上げて微笑んだりするケースがあります。特に、不気味な笑顔や不自然に鋭い視線が鏡越しに向けられることで、通常の「自分の姿」ではあり得ない不気味さが増します。
異常に近づいてくる「鏡の自分」
さらに怖いのは、鏡の中の「違う自分」が徐々に鏡に向かって近づいてくるというケースです。鏡の外にいる自分は動いていないのに、鏡の中の自分だけが少しずつこちらに迫ってくるように見えるため、見続けることに強い恐怖を感じます。最終的には、鏡の自分が手を伸ばしてきたり、こちらに向かって何かを囁こうとする場合もあるとされています。
夢の中にも登場する「違う自分」
「鏡の中の違う自分」に遭遇した後、夜寝ていると、その「違う自分」が夢の中にも現れるようになると言われています。夢の中で鏡を見た際に、現実で見た不気味な表情や動きを繰り返すため、次第に現実と夢の境界が曖昧になっていき、鏡を見ること自体が怖くなってしまうのです。
鏡の自分が現実世界に出てくる
さらにこの都市伝説には、鏡の中の「違う自分」が現実に出てきてしまうというパターンもあります。たとえば、ふとした瞬間に自分の影や反射を確認すると、鏡の中の自分が自分を追いかけているように見えたり、背後にその姿が映り込むことがあるとされます。このとき、鏡の中の自分は現実の自分と違う表情をしており、あたかも「入れ替わろうとしている」かのような感覚を与えるのです。
「鏡の中の「違う自分」」にまつわる怖い話
体験談 1:「微笑むもう一人の自分」
大学生のAさんは、毎朝鏡で身だしなみを整える際に、ふと「鏡の中の自分」が少し違うような感覚に気づきました。最初は気のせいだと思っていましたが、ある日、鏡の中の自分が微笑んでいるのを見つけました。Aさん自身は笑っておらず、目の前の自分だけが不気味に口角を上げて笑っていたのです。
驚いて鏡から目をそらしましたが、それ以来、鏡を見るたびに違和感が強くなり、ついには「鏡の中の自分」が完全に別人のように感じられるようになりました。ある朝、鏡を見ていると鏡の中の自分が勝手に動き出し、Aさんが部屋を離れようとしても鏡の中の自分だけがじっとこちらを見続けていたそうです。
体験談 2:「鏡の中の傷」
会社員のBさんは、自宅の鏡に映る自分の顔に「傷」があることに気づきました。実際には顔に傷などないのに、鏡の中の自分だけが顔に不気味な傷を持っており、血が滲んでいるように見えました。最初は自分の目の錯覚かと思っていましたが、その後も鏡を見るたびにその傷が広がり、ついには顔全体に無数の切り傷が映り込むようになりました。
ある夜、Bさんは「この傷が現実の自分にも現れるのではないか」と感じ、鏡を避けるようになりましたが、次第に体調を崩し、何度も同じ場所で怪我をするようになったといいます。
体験談 3:「逆に動く自分」
高校生のCさんは、部屋の鏡の前でよく身支度をしていましたが、ある日、鏡の中の自分が自分と「逆に動いている」ことに気づきました。たとえば、右手を上げると鏡の中の自分は左手を上げているように見え、動作が全く一致しないのです。違和感を覚えつつも不思議に思い、しばらく鏡を見続けていると、突然、鏡の中の自分が不自然に笑い始めました。
その笑顔は不気味で、Cさんが怖くなって目をそらそうとした瞬間、鏡の中の自分がこちらに手を伸ばそうとする動作を見せました。それ以来、彼女は鏡を見るたびに「逆に動く自分」の気配を感じ続け、日常生活でも誰かに見られているような不安感に苛まれるようになりました。
体験談 4:「見つめ返す影」
あるOLのDさんは、毎晩のスキンケアをする際に鏡を見ていましたが、ある夜、鏡の中に自分以外の影が映り込んでいるのに気づきました。振り返っても誰もいないのに、鏡の中にはもう一人の自分と、その影がじっとこちらを見つめていたのです。その影は次第にDさんの背後に迫り、最終的にはDさんのすぐ後ろに立つかたちになっていました。
翌朝、鏡を確認しましたが影は見当たらず、単なる夢かと思っていましたが、夜になると再び影が現れ、次第にDさんの顔の表情も変わり始めたといいます。鏡の中の自分の顔は次第に不気味な微笑みを浮かべるようになり、Dさんが何をしてもその影が一晩中見つめ続けるという状況が続き、ついには鏡を隠すようになったそうです。
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