七不思議の八つ目
七不思議の八つ目の特徴
七不思議に追加される不可解な存在
多くの学校や地域には「七不思議」という怪奇現象の伝説がありますが、この八つ目の話では「七不思議」として既に定められた数に「謎の八つ目」があるとされています。この八つ目の存在は表向きには隠されており、一部の人だけがその存在を知っているとされます。
なぜ八つ目が隠されるのかは曖昧ですが、多くは「語られるべきではない」「知ると災いが起こる」といった忌み嫌われた現象とされています。
八つ目が明らかになると不幸が訪れる
「八つ目の不思議」を知ることで、災いが降りかかる、または実際に八つ目の怪異が発生するという話が広く語られます。多くの場合、何かの儀式を行ったり、特定の場所に行ったりすることでこの八つ目が現れると言われています。
例えば、深夜に学校に一人で残る、七不思議の全てを一晩で見つけ出すといった条件を満たした者だけが八つ目を目にするとされ、その後は不幸な出来事が続くとも伝えられています。
内容が特定されない曖昧さ
七不思議の八つ目は、具体的な内容が曖昧であることが多く、学校や地域によってその内容が異なります。
七不思議の七つ目までがある程度「よくある学校の怪奇現象」であるのに対し、八つ目は内容はより曖昧で想像力を掻き立てるものとして扱われることが多いです。
七不思議を知り尽くした者だけが知る八つ目
七不思議の八つ目は、普通の人には見えない、あるいは知ることができない「特別な現象」として語られることが多く、全ての七不思議を体験した者、もしくはそのすべてを詳細に理解している者だけが八つ目に出会う資格があるとされます。
この設定には、一種の試練や禁忌が含まれており、意図的に隠されている不気味さが都市伝説としての魅力を引き立てています。
七不思議の八つ目にまつわる都市伝説の例
1. 学校の「八つ目」:消える階段
ある学校では、七不思議として「夜に勝手に動く体育館のボール」や「開かずの音楽室」などが知られていましたが、生徒たちの間で「八つ目」として「消える階段」が噂されるようになりました。夜になると、ある階段が消えてしまうとされ、噂を聞いた生徒たちが試しに夜中に学校へ忍び込んでみると、その階段がまるでどこにも存在しないかのように見当たらなくなっていたのです。
一度その階段に入ってしまうと、現実に戻るまでに非常に長い時間がかかるといわれ、無事に戻ってきた生徒は「見えない何かに引っ張られている感じがした」と話しました。この階段の怪異を知った後も、消えた階段にまつわる幻聴や幻覚に悩まされることがあるため、八つ目の話題を避ける生徒が増えているといわれています。
2. 古いビルの「八つ目」:帰れないエレベーター
都市部の古いビルには、定時後に動き続けるエレベーターや、勝手に点灯する会議室のライトなどが「七不思議」として知られていますが、そのビルには「八つ目」の不思議として「帰れないエレベーター」の噂が話題となっています。このエレベーターに夜中に乗ると、どれだけボタンを押しても同じ階に戻ってきてしまい、エレベーター内で見知らぬ「影」が乗り込んでくることがあるといいます。
このエレベーターに関わった人は、誰もいないはずのオフィスで足音や影を見続けるようになり、ついにはビルを離れても家でエレベーターの幻覚に悩まされるとされ、オフィスの七不思議の話題が出るときに「八つ目」の話はタブーとされています。
3. 大学図書館の「八つ目」:読んではいけない本
ある大学の図書館には、七不思議として「夜中に動く本棚」や「幽霊が読んでいるとされる席」が有名ですが、「八つ目」として「決して読んではいけない本」があるとされています。この本をうっかり開いてしまうと、内容はまるで自分の人生を見透かしたように記されており、ページを進めるたびに不気味な未来や不幸な出来事が書かれていることに気づきます。
ある学生が好奇心でその本を開きましたが、次の日から見知らぬ人物から声をかけられるようになり、ページに書かれていた不幸が次々と現実に起こり始めました。その学生は最終的に大学を退学し、以後、大学図書館の職員たちも「八つ目」の話には触れなくなったとされています。
4. 廃校となった学校の「八つ目」:帰らぬ放送室
廃校となったある小学校の七不思議には「夜中に聞こえる放送室の声」や「姿を現す廊下の人影」などがありますが、地元の人々は「八つ目」については特に恐怖しているといいます。それは、「放送室」にまつわるもので、一度入ると閉じ込められてしまい、放送で何度も「助けて」と訴える声が聞こえるといわれています。
廃校の見学に訪れた学生グループがこの放送室に入ったところ、一人が「出られない」と叫び出し、その声が廊下に響き渡ったといいます。最終的には全員が無事に外に出られましたが、夜中に廃校の前を通ると放送室から「八つ目の謎に触れるな」と囁く声が聞こえるとされ、住民も恐怖を抱いています。
5. 郊外の森にある「八つ目」:消える小道
郊外のある森には、「夜中に聞こえる鈴の音」や「迷子が現れる小道」などが「七不思議」として語られていますが、地元では「八つ目」として「消える小道」の話が特に恐れられています。この小道に入ると、何もない場所で突然道が途切れており、進むも戻るもできないとされています。
ある登山者がこの小道に入り込んだところ、何時間も歩き回っても元の場所に戻れず、最終的に朝日が昇ると道が元に戻っていたといいます。しかし、その登山者はそれ以降、どこかに道が現れる夢を見るようになり、夜道を歩くと再び同じ小道に引き込まれるという悪夢に悩まされ続けたそうです。
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