日本の妖怪・幽霊

首のないタクシー運転手

深夜のタクシーに乗ると、運転手が「首のない姿」で座っているという都市伝説です。目的地に着くと料金を請求されますが、支払おうとすると運転手が消えていることに気づくと言われています。これを見てしまうと、その後数日以内に不幸が続くとされています。

首のないタクシー運転手の特徴

運転手の首が見えない

この都市伝説では、タクシーに乗った乗客がふと運転手を見たとき、運転手の首がない、または首から上が完全に消えているといった不気味な現象が起こります。首の代わりに暗闇のような空間が広がっていたり、ぼんやりと光っているだけだったり、異様な雰囲気を醸し出します。

乗客がタクシーのミラー越しやバックミラーで運転手の顔を見ようとするも、顔や首が存在しないことに気付くとされます。

幽霊運転手の噂

首のないタクシー運転手は、特に事故現場や心霊スポットの近くでよく目撃されるとされています。こうした幽霊タクシーは、不慮の事故で亡くなった元運転手の霊であると考えられており、自分が亡くなったことに気付かず、未だに乗客を乗せ続けているという話もあります。

実際に、深夜にタクシーを利用した乗客が、このような首のない運転手に遭遇した後、タクシーのメーターが止まっている、料金を払わずに済んだといった怪奇な体験を語ることもあります。

目的地に到着後、振り返ると運転手がいない

目的地に到着し、運転手にお礼を言おうと後部座席から振り返ると、運転手の姿が突然消えている、または首のないまま静かに座っているといったケースもあります。この瞬間、背筋が凍るような恐怖を感じるため、タクシーに乗る際に「できるだけ運転手の顔を確認する」という人もいるほどです。

特定の地域や深夜に出現しやすい

首のないタクシー運転手は、特に深夜の時間帯や、霊的に「何か」が存在すると言われる地域で目撃されることが多いです。たとえば、交通事故が多発している道路や、過去に悲惨な事故が起きた場所、墓地の近くなどが出現場所として語られます。このため、特定の時間帯や場所ではタクシーに乗らないようにするという都市伝説も生まれています。

首のないタクシー運転手にまつわる都市伝説の例

事故現場での目撃談

ある乗客が深夜にタクシーを拾い、目的地まで運んでもらっていた際、ふと運転手を見たところ首がないことに気付いたという話があります。そのタクシーは、過去に事故で亡くなった運転手が乗っていたもので、彼の霊が運転していたとされます。目的地に到着した瞬間、タクシーの中には誰もおらず、驚いた乗客が降りるとタクシーごと消えていたという、恐ろしい話が広まっています。

廃タクシーの霊

過去に使われていた古いタクシーや、今は廃車となっているタクシーが深夜の道路を走っているという噂もあります。タクシーを止めて乗り込むと、運転手の顔がぼやけて見えない、または首がないことに気付き、恐怖を感じた乗客が逃げ出したという話があります。こうした廃タクシーは「亡くなった運転手の未練が残る車」とされ、見かけた際には絶対に乗らないようにするという教訓が含まれています。

背後に現れる顔

首のないタクシー運転手の話には、逆に「顔が見えないはずの運転手の背後に別の顔が浮かんでいる」というパターンもあります。ある乗客がタクシーに乗った際、バックミラーに不気味な顔が一瞬映り、それが運転手の亡霊だったと後から気付いたという話があります。こうした現象は「この世に未練を持つ運転手の霊」が乗客に見せる姿だとされ、非常に恐ろしい体験談として語られます。

料金を支払わずに済む体験談

一部の体験談では、首のないタクシー運転手に乗せてもらうと、料金を支払わずに済んだり、メーターが不自然に動かなくなるといった現象も報告されています。目的地に到着してお礼を言おうと振り返った瞬間、運転手が消えていたり、料金メーターが「0」のままであったりすることで、恐怖とともに不思議な体験として記憶に残るといいます。

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