未来の自分からのメール
「未来の自分からのメール」の特徴
未来の自分を名乗る差出人
メールの送り主は、必ず「未来のあなた」「未来の自分」として記されています。差出人のアドレスも一見、現在の自分のものと似ているが、よく見ると微妙に異なっていることが多いとされています。
差出人の名前は変わらないものの、メールの署名や内容が、未来に起こる具体的な出来事に基づいて書かれていることから、単なる悪戯や迷惑メールとは思えないような現実味を持っています。
未来の出来事に対する警告や助言
メールの内容は、これから起こる出来事に対する警告やアドバイスが含まれていることが特徴です。たとえば、「明日の会議で発言すると失敗する」「来週の旅行に行かないほうがいい」「友人Aに注意して」といったように、非常に具体的な出来事についてのアドバイスが書かれています。
これらの内容は、受け取った当初は不可解に思えるものの、後日、実際にその出来事が現実となり、警告が的中するため、強い恐怖を感じることが多いといわれています。
記憶にない過去について言及されることもある
メールの内容には、過去の出来事についても触れられていることがあり、それは自分でも忘れていた記憶や詳細に関する内容が多いです。特に、自分しか知らないような秘密や、過去に経験したトラウマなど、非常に個人的な出来事について書かれている場合、メールの送り主が「本当に未来の自分かもしれない」という恐怖が強まります。
メールが何度も届くこともある
一度きりではなく、数日にわたって何度もメールが届くケースもあるとされます。その都度、未来の自分からの新たな警告やアドバイスが書かれており、内容が進行するごとに「運命に従え」といった言葉が添えられることもあるとされています。
何度も受け取ることで、精神的なプレッシャーが強まり、「メールの内容に従わないと不幸な結末を迎えるかもしれない」という不安を抱くことが多くなります。
未来の自分からのメールが届くと不幸が続く
都市伝説では、このメールが届き始めた後に不幸や奇妙な出来事が相次ぐとも言われています。たとえば、メールの指示に逆らった結果、怪我をしたり、友人や恋人と不仲になるなど、トラブルに巻き込まれることがあるため、「絶対に内容に従うべき」とされることが多いです。
一方で、「指示に従わないことで逆に救われる」という話もあり、何が真実なのかは分からず、謎が謎を呼ぶ内容になっています。
「未来の自分からのメール」にまつわる怖い話
体験談 1:「交通事故の警告」
ある大学生の女性が、「未来の自分」を名乗る差出人からメールを受け取りました。そのメールには、「来週の金曜日、帰り道に気をつけて。横断歩道を渡ると危険だ」とだけ書かれていました。気味が悪いと感じつつも、内容を気にしないようにしていましたが、金曜日になって不安が募り、横断歩道を渡る手前で立ち止まりました。
すると、突然スピードを出した車が横断歩道を突っ切り、彼女がその場で止まっていなければ巻き込まれていた可能性があったのです。奇妙な偶然に彼女は背筋が凍り、以来、どこからか未来の自分からのメールが届くたびに、注意深く行動するようになったといいます。
体験談 2:「秘密を知る存在」
30代の男性が、ある日突然「未来のあなた」を名乗る人物からメールを受け取りました。内容には、彼が20年前に隠していたある秘密について書かれており、「今の生活を守りたいなら、このことを忘れないように」という言葉が添えられていました。その秘密は、自分以外には誰も知り得ない内容だったため、強い恐怖を感じ、削除しようとしましたが、何度も同じメールが届くのです。
最終的に、未来の自分から届くメールに従って行動するようになりましたが、その後も「運命から逃れるな」「来月、大切な人を失うことになる」という言葉が書かれたメールが届き続け、彼はすっかり心を病んでしまったといいます。
体験談 3:「未来の恋人からのメッセージ」
ある女性が、未来の自分から「あなたの運命の人が近づいている」と書かれたメールを受け取りました。メールには、その運命の人がどこで現れるか、何を言うかなどが詳細に記されており、奇妙に感じつつも期待を抱いていました。
数週間後、書かれていた通りの言葉を話す男性に出会いましたが、その男性と関係を深めるごとに不幸な出来事が続き、彼女の生活は荒れていったといいます。最後に届いたメールには、「これから逃げられるのは一度だけ」と書かれており、彼女は恐怖のあまりその男性と距離を置きました。その後、彼女に未来の自分からのメールが届くことはなくなり、不安な気持ちだけが残りました。
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