日本の妖怪・幽霊

マネキン・チャレンジ

「マネキン・チャレンジ」にまつわる都市伝説は、元々はSNS上で流行したチャレンジ動画のブームが発端となって、後にホラー要素が加わった話です。この都市伝説では、マネキン・チャレンジのように人が完全に静止した状態で動かなくなってしまう、あるいは本物のマネキンに見えるようになってしまうという現象が含まれており、特に夜や特定の場所でこの現象が起きるという話が語られています。

「マネキン・チャレンジ」の都市伝説の特徴

夜中に「本当に動かない」人々

都市伝説では、夜中に繁華街やショッピングモール、または誰もいない道端などで突然、「マネキンのように完全に静止した人々」が現れるという現象が報告されています。通常のマネキン・チャレンジとは違い、人々は意識があるかどうかもわからず、じっと何も動かずに立ち尽くしているのです。
この静止状態の人々は、まるで命を失ったかのように無表情で立っており、周囲の人が話しかけても反応しないため、見た者に不気味な印象を与えます。

真夜中や特定の場所で「感染」する現象

特定の廃墟や古びたショッピングモールでは、「マネキン・チャレンジをしている最中に動けなくなる」という噂があり、SNSでのチャレンジを試みた人がその場で本当に動けなくなったという話が広まっています。
また、一度その場で「マネキン・チャレンジ」をすると、参加者に奇妙な影響が残り、数日後に突然体が動かなくなる、またはふとした瞬間に手足が硬直してしまうといわれています。まるで「マネキン化」が伝染してしまうように、他の人に感染するような現象が語られます。

顔つきや身体の異変

都市伝説では、動かなくなった人々の顔や表情が徐々に「マネキンのように無機質に変化していく」とされています。例えば、皮膚の色が不自然に白っぽくなったり、目が異様に見開かれたまま動かなくなるなど、見た目が本物のマネキンのように変化していく現象が報告されています。
最終的には顔つきや姿勢が完全にマネキンに近づいてしまい、周囲の人々には見分けがつかなくなるといわれています。このように、都市伝説では「マネキン化」が一種の変異現象として語られることが多く、時間が経つほど元に戻れなくなるという恐怖が付きまといます。

「マネキンの世界」に引き込まれる感覚

マネキン・チャレンジに参加した人が、チャレンジ中に「異次元の空間」に引き込まれる感覚を覚えたという話もあります。この異次元のような空間では、周囲が不自然に静まり返り、視界が暗く狭まっていく感覚があるとされます。
この空間に引き込まれると、他の人々も次第に無表情で動かなくなり、気がつくと自分もマネキンの一部のように固まってしまうという話があり、「マネキン化」が進むことで人としての感覚が薄れていく恐怖が描かれています。

鏡に映る自分が「マネキン」に変わる

また、マネキン・チャレンジの都市伝説では、参加後に鏡を見たとき、鏡に映る自分の姿が少しずつ「マネキン」のように変わっていくという話もあります。例えば、自分の目が無機質で人間らしい表情を失っていたり、鏡に映る自分の姿が無表情で不気味な笑みを浮かべていたりします。
鏡の中の自分がじわじわとマネキン化することで、恐怖が現実に迫ってくる感覚があり、そのまま鏡に映る自分と同じ表情を浮かべてしまうと、本当に動けなくなってしまうとも噂されています。

「マネキン・チャレンジ」にまつわる怖い話

体験談 1:「動けなくなる仲間たち」

大学生のDさんと友人たちは、廃墟となったショッピングモールで「マネキン・チャレンジ」をしようと決めました。深夜にモールに集まり、マネキンになりきって動かないチャレンジをしていたところ、突然、Dさんの友人の一人が動けなくなりました。最初はふざけていると思ったDさんたちでしたが、その友人は真っ青な顔をしており、周囲の声にも反応しませんでした。

数分後、友人は急に動き始めたものの、その後しばらくは何かに怯えるようになり、結局そのチャレンジをきっかけに、友人は夜中に動けなくなる現象に悩まされ続けるようになったといいます。

体験談 2:「マネキンのような自分」

高校生のEさんは、友人とマネキン・チャレンジを楽しんだ翌日に、鏡に映る自分の姿が徐々に変わっていることに気づきました。普段の自分とは異なり、目が無表情で、顔色が不自然に白くなっていたのです。恐怖に駆られたEさんは何度も鏡を確認しましたが、見れば見るほど自分がマネキンのように見えてしまいました。

その後、友人にも「表情が不気味になっている」と言われ、Eさんは鏡を見るたびに自分が本当にマネキン化していくような恐怖に襲われるようになり、最終的に鏡をすべて隠すようになりました。

体験談 3:「異空間に引き込まれる」

FさんはSNSで人気のマネキン・チャレンジに興味を持ち、夜の公園で一人でチャレンジ動画を撮影しました。しばらくその場で静止していたところ、周囲の音が消え、暗闇がじわじわと広がる感覚に襲われました。周りが不自然に静かで、息苦しさを覚え、次第に視界が暗くなっていくようでした。

急いでその場を後にしたものの、その後も公園での出来事が頭から離れず、夜になると同じ感覚に襲われるようになったといいます。

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