うさぎちゃん
「うさぎちゃん」の特徴
人間とうさぎが混ざったような姿
「うさぎちゃん」は、基本的には人型で、頭や耳がうさぎに似た姿をしているとされています。長い耳が特徴的で、顔は無表情でありながら、大きな目が何かを見透かすようにこちらをじっと見つめていることが多いです。全身が白く、影のようにぼんやりと輪郭が曖昧なことが多く、現実感に欠ける異様な姿が恐怖を呼びます。
人気のない場所に現れる
うさぎちゃんは、夜の公園や学校の校庭、住宅街の路地裏など、人気のない場所に現れることが多いとされます。特に深夜の時間帯に出没することが多く、突然人の背後に現れるとされます。振り返ると「うさぎの姿をした人間」が立っており、じっとこちらを見つめているため、逃げ場のない恐怖に襲われると言われています。
無言でじっと見つめてくる
うさぎちゃんの大きな特徴は「無言で見つめてくる」ことです。普通であれば人に話しかけてきそうな場面でも、一言も発することなく、ただじっと相手を見つめるだけです。この無表情のままの静かな見つめが、見る者の不安感を引き出し、逃げようとしても視線が釘付けになるとされます。
視線をそらすと近づいてくる
うさぎちゃんと目が合ったままの間はその場に立ち尽くしていますが、一度目を逸らすと、突然目の前に近づいていることがあると言われています。また、視線を逸らしても振り返るとさらに近くにいるため、決して目を合わせてはいけないとされます。この「気づくと距離を詰めている」という現象が、より恐怖を掻き立てます。
追いかけてくるが、振り返るといない
うさぎちゃんは、気づかずに歩いていると後ろからついてくることがあるとされます。夜道を歩いていると、背後から「ふわふわとした音」や「小さな足音」が聞こえ、振り返ると誰もいないことが多いです。しかし、再び歩き出すと音が再開し、気づいたときにはうさぎちゃんが背後に立っているといわれます。
会うと不幸や不運に見舞われる
都市伝説では、うさぎちゃんに出会った人は、その後しばらく不幸や不運に見舞われることが多いとされています。例えば、家族や友人が体調を崩したり、ケガをしたり、仕事や人間関係に問題が生じたりと、何かしらの不吉な出来事が立て続けに起こることが多いと言われています。そのため、「うさぎちゃんを見たら絶対に逃げること」との警告がされています。
「うさぎちゃん」にまつわる怖い話
体験談 1：「夜の公園で」
大学生のAさんが、ある夜に近くの公園を通り抜けようとしたところ、ブランコの前に白いうさぎの耳をした人影が立っているのを見つけました。その姿にぎょっとした彼は、目を合わせないように足早に歩きましたが、突然視界の端にそのうさぎちゃんが見えたのです。
恐怖で振り返ると、うさぎちゃんはゆっくりとこちらに近づいてきました。慌てて走って逃げ出しましたが、その翌日から奇妙な悪夢に悩まされるようになり、数週間にわたって精神的に不安定な日々が続いたといいます。
体験談 2：「路地裏での遭遇」
高校生のBさんは、夜遅くに友人と別れて帰宅する途中、住宅街の路地裏で「聞き覚えのない足音」が聞こえました。何かが後ろについてきているように思い、何度も振り返りましたが、誰もいません。
しかし、自宅に近づくと、目の前に突然うさぎちゃんが立っていました。白い耳を持ち無表情でこちらを見つめるその姿に動けなくなったBさんは、しばらく目を逸らすこともできませんでした。ようやく我に返って逃げ出しましたが、それ以来、自宅の玄関で時折「足音」を感じるようになり、怖くて夜道を歩けなくなったと語っています。
体験談 3：「夢の中のうさぎちゃん」
ある女性が夜、ふと目を覚ますと、部屋の中に白い人影が立っているのに気づきました。驚いて目を凝らすと、うさぎのような耳を持つ人影が、無表情のまま彼女を見つめていました。そのうさぎちゃんは夢の中にも現れるようになり、いつも同じ距離で無言で見つめてくるだけなのです。
彼女は不安な日々を過ごしましたが、数日後、その姿は消えました。しかし、うさぎちゃんが見つめていた記憶は鮮明に残り、再び現れるのではないかという恐怖が拭えないといいます。
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