日本の妖怪・幽霊

両親の影がない

「両親の影がない」は、日本の都市伝説の一つで、ある日突然、自分の両親に影がないことに気づいてしまうという恐ろしい話です。この話は、家族という身近な存在が実は自分が知っている存在とは異なるのではないか、何か別のものに変わってしまったのではないかという不安感と恐怖をかき立てる内容となっており、SNSやネット掲示板でも話題になることが多いです。

「両親の影がない」の特徴と噂

ある日突然、両親の影がなくなる

この都市伝説では、ある日を境に自分の両親の影が突然消えていることに気づきます。例えば、朝日や夜の街灯の下で普通なら影ができる場面で、他の人には影があるのに、両親だけが影を持っていないという異常に気づくという流れが多く語られています。
気づくのはほとんどが子どもや若い世代であり、異変を両親に尋ねようとするものの、なぜか尋ねること自体が怖くなり、そのまま黙ってしまうケースが多いです。

目を覚ますと、両親の影がない

夜中に目を覚ました時、両親に「影がない」ことに気づく場合もあります。この両親は実際には「別人」であり、もし話しかけてしまうとその後も夢の中で現れ続けると言われています。気づいた場合は決して声をかけず、黙って再び寝るべきだとされています。

両親が別人に見えることがある

影がないことに気づいて以降、両親が自分の知っている両親とは少し異なるように感じられることが多いとされています。声の調子がどこか冷たかったり、話し方やしぐさが不自然になっていくなど、今までとは違う印象を受けるため、「本当にこの人は自分の両親なのか?」という疑念が強まっていきます。

他の家族には普通に見える

奇妙なことに、影がないのは自分から見たときだけであり、他の家族や周囲の人には両親の影が見えている場合もあります。つまり、自分にだけ見えている異常現象であり、それを他人に伝えることもできないため、恐怖と孤独感に襲われます。

両親に気づかれると危険

両親が自分の影がないことに気づいた子どもの存在に気づくと、その後子どもは行方不明になる、あるいは両親が異様な行動を取り始めると噂されています。特に、「影がないことに気づいてしまった?」と両親に尋ねられたり、急に無理やりどこかに連れて行かれそうになったという体験談もあり、その場合には二度と家に戻れなくなると恐れられています。

別の存在が「両親」に成り代わっている可能性

この都市伝説では、実は両親が別の存在に入れ替わっているという解釈がなされることが多いです。影がないのは霊的な存在、あるいは異世界の住人が人間に成り代わっている証拠であるとされ、その存在が家族の中に紛れ込んでいる恐怖が強調されます。こうした話から、影がないことで「本物ではない存在」であることが示されているとされています。

「両親の影がない」にまつわる怖い話

体験談 1:「影がない母親」

ある少女が、ある日家で母親の影が消えていることに気づきました。学校でその話をしたところ、友人たちは「気のせいじゃない?」と笑うばかりで誰も信じてくれませんでした。しかし帰宅すると、母親はいつも通りの様子をしているものの、影がないままでした。翌日、少女は恐怖からそのまま友人宅に泊まりに行きましたが、その翌日から母親が「どこにいるの?」と異様に執拗に電話をかけてくるようになり、以降家には戻れなくなったといいます。

体験談 2:「夜中に訪れる影のない父親」

ある少年が夜中に目を覚まし、ふとリビングを通りかかったところ、父親が無言で座っているのを見つけました。深夜なのにおかしいと思い、そっと父親の姿を見ていると、影がないことに気づいてしまいます。慌てて部屋に戻ったものの、翌日から父親の視線が異様に冷たく感じられるようになり、家にいるときに視線を感じるようになったため、以来家に戻るのが怖くなったそうです。

体験談 3:「両親に気づかれてしまった」

ある少年が、夕方のリビングで両親と話していた際、ふとした瞬間に両親の影がないことに気づきました。驚いた顔をした少年を見た両親が、「どうしたの?」と尋ね、続けて「影がないことに気づいてしまった?」と不気味に微笑んで言い放ったため、少年は恐怖で家を飛び出しました。その後、少年は両親と連絡を取らなくなり、数年後に知人を通じて「影のない両親はもういない」と聞かされ、不気味さに再び恐怖を覚えたと語っています。

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