世界の妖怪・幽霊

一つ目の女

「一つ目の女」は、日本の都市伝説の中でも特に不気味で謎めいた存在として知られ、夜道や薄暗い場所に突如現れる、目が一つしかない女の姿をした霊や妖怪です。この女性は長い髪を垂らし、顔の中央に一つだけ目があり、無表情でこちらをじっと見つめることが特徴です。出会った者に不幸をもたらすと恐れられており、その存在が人々の間で話題となっています。

「一つ目の女」の特徴と噂

顔の中央に一つだけの目

「一つ目の女」は、通常の人間の顔とは異なり、目が一つしかありません。この目は顔の中央に大きく不自然に開いており、無表情でこちらをじっと見つめるとされています。その目には異様な光があり、人の心を見透かすような視線を感じると恐れられています。
その目と目が合うと強い不安感や恐怖を抱き、目撃者は金縛りに遭うように身動きが取れなくなることが多いといわれています。

夜道や人の少ない場所に現れる

一つ目の女は、夜の路地裏や廃墟、山中などの薄暗い場所に出現することが多いとされています。また、住宅地の暗い路地や公園の片隅に立っていることもあり、特に人が少ない深夜や早朝に目撃されることが多いです。出現する際には、霧や寒気が立ち込めることが多く、雰囲気が異様に変わると言われています。

声を発せず、ただ無言で見つめる

一つ目の女は、決して声を発することなく、ただじっと目撃者を見つめるだけです。その視線は強烈で、見つめられると動けなくなるとされ、怖がらせるために接近してくることもあると言われています。視線を外して逃げ出そうとしても、再び振り返るとまたすぐ近くに立っていることがあり、不気味な恐怖を感じさせます。

逃げても追いかけられる

一つ目の女と目が合ってしまうと、目撃者は強い恐怖に駆られて逃げ出しますが、逃げても逃げても背後からその気配を感じるとされています。何度も振り返って確認しても、その姿が追いかけてくることが多く、逃げ切れずに恐怖で気を失う人もいると噂されています。

目撃者に不幸が訪れる

一つ目の女を目撃した人は、その後に不幸が続くとされています。例えば、怪我をしたり、病気になったり、あるいは仕事や人間関係でトラブルに巻き込まれるなどの災いが起こると言われています。そのため、「一つ目の女を見かけても絶対に目を合わせないように」と警告されています。

「一つ目の女」にまつわる怖い話

体験談 1:「夜の帰り道」

ある女性が夜遅くに帰宅する途中、暗い路地を通り抜けようとしたところ、路地の奥に長い髪を垂らした女性が立っているのを見かけました。最初は人形かと思い気にしませんでしたが、顔をよく見ると中央に一つだけ大きな目があることに気づきました。その目がこちらをじっと見つめ、女性は恐怖でその場から逃げ出しましたが、その後も視線を感じ続け、数日間体調不良に悩まされたといいます。

体験談 2:「公園での遭遇」

ある男子高校生が夜の公園で友人と話していると、遠くに一人の女性が立っているのを見つけました。奇妙に思い近づくと、女性の顔には一つの目しかなく、その目が彼らをじっと見ていました。友人と共にその場から逃げ出しましたが、その後、彼は数週間にわたり悪夢に悩まされ、体調も崩してしまったため、友人と共に神社でお祓いを受けることになりました。

体験談 3:「廃墟での不気味な視線」

あるグループが心霊スポット巡りで訪れた廃墟で、一つ目の女を目撃しました。廃墟の奥に長い髪の女性が立っており、その一つ目がこちらを無言で見つめていたため、全員が恐怖でその場から逃げ出しました。その後、メンバー全員が仕事や家庭でトラブルに見舞われ、以降は心霊スポットには近づかないと決めたそうです。

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