日本の妖怪・幽霊

異界に繋がる高速道路

「異界に繋がる高速道路」は、日本の都市伝説の一つで、特定の高速道路やインターチェンジを走っていると、突然異界や異次元のような場所に迷い込んでしまうという不気味な話です。この現象は、深夜や霧がかかった時、あるいは特定の出口やトンネルで起こりやすいとされ、実際に遭遇したという体験談も多く語られています。そこから無事に帰れることもあれば、迷い込んだまま行方不明になるという恐ろしい噂もあります。

「異界に繋がる高速道路」の特徴と噂

突如現れる霧や不可解な風景

異界に繋がる高速道路では、霧や異様に濃い暗闇が突然現れるといわれています。この霧に入った瞬間、いつも通っているはずの道がまるで別世界のように感じられ、周囲の風景が見慣れない場所に変わることがあるとされています。建物が異常に古びて見えたり、看板が歪んでいるなど、現実とは違う光景が広がります。

出口やインターチェンジが消える

走っていると、通常の出口やインターチェンジが見つからなくなり、同じ道を繰り返し走ることになるという話があります。道を進んでも進んでも出口が現れず、延々と同じような風景が続くため、脱出できないような恐怖に襲われます。何度も地図を確認したり、ナビゲーションを使っても同じ場所に戻ってしまうという現象が報告されています。

見知らぬ場所に繋がる謎のトンネル

特定のトンネルを通ると、全く見知らぬ場所に出てしまうとされます。通常なら市街地に出るはずのトンネルを抜けると、荒れ果てた場所や誰もいない町にたどり着くことがあり、そこは「異界」と呼ばれることがあります。昼間なのに暗い空が広がっていたり、建物が無人で荒廃しているなど、現実の場所とは違う光景が広がっているといわれます。

戻ると時刻が狂っている

この異界に迷い込んだ後に元の道に戻っても、なぜか時間が数時間、あるいは数日経過していることがあるとされています。自分ではほんの数分しか異界にいたはずなのに、現実の世界に戻ると数時間が経過していたり、車の時計が狂っているという現象が報告されています。まるで異界では時間が現実と異なる流れ方をしているかのようです。

見えない誰かの視線を感じる

異界に迷い込んだ際には、見えない誰かの視線を感じることがあるとされています。誰もいないはずなのに後部座席から視線を感じたり、時折車の窓に誰かが反射して見えることもあるといわれています。この見えない存在が、異界に迷い込んだ人を誘導しようとしているのか、単に恐怖を与えているのかは不明ですが、異様な感覚に恐怖が増幅されます。

「異界に繋がる高速道路」にまつわる怖い話

体験談 1:「霧の中での迷走」

ある家族が夜遅くに高速道路を走っていた際、突然濃い霧に包まれ、車の周囲の景色が変わりました。出口があるはずの場所に到着しても出口が見つからず、延々と同じ道を走る羽目に。何とか霧を抜け出した時には、出発から3時間以上経過しており、現地にいた家族も心配して警察に連絡していたといいます。彼らはその後、その霧の区間を通ることができなくなったそうです。

体験談 2:「トンネルを抜けた先にある無人の町」

ある運転手が深夜に高速道路のトンネルを抜けたところ、荒れ果てた無人の町に出てしまいました。街灯もない暗闇の中で、建物は廃墟のように朽ち果てており、道を引き返そうとしましたが、道がなぜか見つかりません。しばらくして無理やりUターンをして脱出しましたが、戻った時には朝になっており、時間が5時間も経過していたといいます。

体験談 3:「見えない同乗者の気配」

ある男性が異界に繋がると噂の高速道路を通った際、後部座席から視線を感じました。ルームミラーで確認しても誰もいないはずですが、窓にぼんやりとした影が映っていたため恐怖で車を停めました。落ち着いて再び車を走らせると、出口の標識が現れ無事に戻れましたが、以後はその高速道路を避けるようになったと語っています。

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