日本の妖怪・幽霊

赤い靴の少女

「赤い靴の少女」は、日本の都市伝説の一つで、赤い靴を履いた少女の霊や怪異が現れ、不吉な出来事や恐ろしい体験をもたらすという話です。この少女は、赤い靴をトレードマークとしており、特に夜や夕暮れ時に姿を見せ、彼女に関わると不幸が訪れるとされています。さまざまなバリエーションの話があり、そのいずれも見る者に強い恐怖感を与えます。

「赤い靴の少女」の特徴と噂

赤い靴を履いた無表情な少女

この少女は、真っ赤な靴を履いているのが特徴です。服装や髪型は話によって異なりますが、無表情でじっとこちらを見つめていることが多く、見つめられた人は強い恐怖を感じるといわれています。無言で現れるため、まるで人形のような雰囲気を漂わせていることが多いです。

視線を外すと消えてしまう

赤い靴の少女は、一瞬視線を外すと消えてしまうという特徴があります。最初は遠くに見えているのですが、振り返ったり少し目を離すと、突然姿を消してしまい、どこにもいなくなっているのです。まるで幻のように現れたり消えたりするため、不気味さが増します。

夜中に現れると災いをもたらす

特に夜中や夕暮れ時に現れると、何らかの災いが起こるとされています。目撃者がその後に事故に遭ったり、体調を崩したりするなど、赤い靴の少女に出会うことが不吉な前兆とされているのです。彼女が現れた場所や周辺で不幸が続くことから、「赤い靴の少女を見たら逃げるべき」との噂が広がっています。

靴を拾うと呪われる

まれに、この少女が履いていたとされる赤い靴が道端や人通りの少ない場所に置かれていることがあるという噂もあります。興味本位でその靴を拾うと、以後、不幸な出来事が続いたり、少女が夢に現れて「靴を返して」と囁くなど、取り憑かれたような現象が起こるとされています。そのため、赤い靴が放置されているのを見ても決して拾ってはいけないと警告されています。

姿を見た者の後をついてくる

赤い靴の少女は、姿を見られた相手の後をついてくることもあるといわれています。後ろを振り返るたびに少女が少しずつ近づいてきて、最終的にはすぐ背後に現れるという話もあります。こうして近づかれると体に重く冷たい感覚が生じ、恐怖のあまり動けなくなるとされています。

「赤い靴の少女」にまつわる怖い話

体験談 1:「夜道での出会い」

ある男性が夜道を歩いていると、遠くに赤い靴を履いた少女が立っているのが見えました。不思議に思って目を逸らし、再び視線を戻すとその姿は消えていました。しかし、足元から冷たい感覚が広がり、しばらくの間、彼は体調を崩して会社を休む羽目になったといいます。以後、彼は夜道で人影を見かけると恐怖を感じるようになりました。

体験談 2:「公園に置かれた赤い靴」

ある友人たちが深夜の公園を散歩していたところ、赤い靴がベンチに置かれているのを見つけました。好奇心からその靴を触ってみた途端、不気味な感覚が走り、翌日から友人たちの間で怪我や体調不良が相次ぎました。彼らは恐怖のあまり、再び公園に戻ってその靴を元の場所に戻し、二度とその場所に近づかないようにしたそうです。

体験談 3:「家の前に現れた赤い靴の少女」

ある家族が深夜に物音で目を覚まし、玄関先を確認したところ、赤い靴の少女が立っていました。家族全員が強い恐怖を感じてドアを閉めましたが、それ以降、家族に体調不良や金銭トラブルが続き、まるで何かに呪われたかのような日々が続きました。最終的にお祓いを受けるまで、その不運から逃れられなかったそうです。

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