日本の妖怪・幽霊

捨てられた子供たちの霊

「捨てられた子供たちの霊」は、日本の都市伝説の一つで、親に捨てられた子供たちの霊が現れるという不気味な話です。この話は、特に昔からの捨て子の歴史がある場所や、廃墟、山奥などで目撃されることが多く、霊たちは誰かを求めて泣いたり呼びかけたりしているとされています。この都市伝説は、親に捨てられた子供たちの無念や悲しみが強く残っているため、その場に訪れる人たちに強い恐怖と悲哀の感情をもたらすと言われています。

「捨てられた子供たちの霊」の特徴と噂

子供の泣き声や呼びかける声が聞こえる

特に夜になると、どこからともなく子供の泣き声や「お母さん」「お父さん」と呼ぶ声が聞こえるとされています。周囲には誰もいないはずなのに、どこか遠くから近くから、その声が聞こえてくるため、聞いた人たちは恐怖を覚えます。

人形のように無表情な子供たちが現れる

捨てられた子供たちの霊は、無表情でじっとこちらを見つめていることが多いとされます。見た目は普通の子供ですが、感情のない無表情な顔が異様な雰囲気を醸し出し、見つめられた人は強い不安を感じるといわれています。霊たちは何も言わず、ただ静かに見つめているため、その静かな存在が逆に恐怖を与えます。

背後や車の窓に突然現れる

山道や人気のない道路を夜に運転しているとき、車の窓に子供の顔が映ったり、背後に誰かが座っている気配を感じるとされています。ふと後ろを見たときに、無表情の子供の霊が車内にいることに気づき、驚いて振り返るといなくなっているなど、現れては消える現象が多いです。

場所によっては、霊たちが供物を欲しがる

こうした霊が現れる場所では、供物としてお菓子や小さな人形を置いておくと霊が落ち着くといわれています。捨てられた子供たちの霊は、親からの愛情や温もりを求めているため、供物を置くことで霊が安らぎ、声が聞こえなくなるという話もあります。

関わると不運が続く

捨てられた子供たちの霊に関わったり、彼らが現れた場所に留まってしまうと、その後に不幸が続くといわれています。例えば、健康に問題が出たり、家族にトラブルが発生するなど、何かしらの不運に見舞われるため、霊を見かけた場合は近づかないほうが良いと警告されています。

「捨てられた子供たちの霊」にまつわる怖い話

体験談 1:「山道での霊との遭遇」

ある若者たちが深夜に山道を車で走っていると、ふと窓に子供の顔が映りました。驚いて車を停め、辺りを確認しましたが誰もおらず、再び車を走らせると後部座席から子供の泣き声が聞こえたといいます。恐怖で車から飛び出し、以降も数日間、夜になるとその声が耳に残り、落ち着かなくなったと話しています。

体験談 2:「廃墟で出会った子供たち」

あるグループが廃墟探索をしていた際、子供の泣き声が聞こえてきました。音のする方へ向かうと、無表情の子供が座っていましたが、気づくとその姿は消えていました。その後、帰宅してからメンバーのうち数人が体調を崩し、しばらくの間悪夢に悩まされたため、その場所には二度と行かなくなったそうです。

体験談 3:「供物で霊が落ち着いた話」

ある地元の山にある祠で、子供の霊が出ると噂がありました。その場所を訪れた人が泣き声や霊の姿を見た後、お菓子を供物として祠に置くと、それ以降は霊が現れなくなったとされています。この話を知った人々は、供物を置くことで霊が少しでも安らかになるのではないかと考え、訪れる際には供物を持参するようになりました。

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